世にも微妙な物語

 

昨夜、遅くまでyoutubeで「世にも奇妙な物語」を観ていたから今朝は眠い。

 

いつもより10分遅い起床。

しかもこういう日に限って朝からペットの田吾作が「お腹空いた」と言う。

 

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せっせとコオロギを捕獲しているとこっちが朝ご飯を食べそこなった。

朝の準備は1分1秒を争う。

 

 

会社の近くの100円ローソンで朝食を調達。

 

コンビニパンならミルクパンかちぎりパンと決めている、つまり白い生地にクリームが挟んであるものが好きである。

 

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この日は20円引きの88円(税込み)で購入。

そして牛乳500mlも108円(税込み)。

今日はカルシウムと鉄分をぐんぐん摂りたい気分だ。

 

 

しかし、こんなに安価で購入してしまっていいのだろうか。

小麦農家さん、酪農家さん、20円引きのシールを製造している印刷会社さん、安い時給で製造ラインに立つ派遣のみなさま、運送屋さん・・・

 

彼らの努力を思うと胸が痛む。

私はデスクにつき、ありがたくパンと牛乳を頂く。

 

 

そしてはてなブログにログインし、アクセス解析をチェック。

けっこうみんなTwitterから見てくれているんだなあ・・・でも誰もコメントくれないな。

 

クリックするだけクリックしてコメントしないなんて、こんなのピンポンダッシュと一緒じゃん!

 

などと考えつつ、購読中のブロガーさんの更新をチェック。

とか言いながら自分もコメントをした試しがない。

 

 

会社のデスクトップでネットサーフィンを全開でしていると、突然お局さんに話しかけられあからさまに驚く。

 

「ごめん、これFAXしといてくれる?」

「%(’#&」

 

いきなり話しかけられたため、声が枯れてうまく返事ができなかった。

今日はまだ一声も発していないことに気づく。

会社にいる1日の間に、いかに自分が誰とも会話をしていないということが浮き彫りになる瞬間である。

 

2✕歳 OL アタシ、コピー機の前に立つ。

・・・そういえば、FAXの送り方わからねえな。

 

はるばる3階の他部署の仲良しMちゃんを訪ね、FAXの送り方を伝授してもらう。

(私のデスクは5階)

 

「・・・は?FAXの送り方わからんの?OLとして致命的やな」

 

などと毒を吐きながらも丁寧に教えてくれるから好き。アメとムチ。ツンデレ。たまらない。

 

 

無事任務を完了し、することがなくなったので、取引先で気軽に話せる営業マンに電話をすると、近くまで行く用事があるので来訪してくれると言う。いえーい、楽しみ。

 

 

そして休憩室のすみっこでひとりぽつんと昼食をとる。

みんなが休憩室に入ってくる物音ではっと我に返ると、一生懸命パンツの画像を探していたことに気づく。

 

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ちゃんと自分で「パンツ」でググッていると思う。

人はつまらない日々をこじらせると、無意味なことに一生懸命になりがちである。

 

 

本来1時間と定められている昼休憩をうっかり1時間半とってしまい、慌てて商談へ。

 

「ご無沙汰っす~」

「最近どうですか?彼女できました?」

「できないっすねー、必要性を感じないんスよねー。遊んでる女の子も何人かいるっすけど、俺と遊んでる暇あるなら婚活すれば?って思っちゃうんスよねー」

「相変わらずこじらせてますねぇぇぇえええ」

 

9割9分の雑談と、挨拶程度の仕事の話をしているとそのうち夕方になり、退職準備のためにとデスクまわりを整理していると定時になったので、退勤。

 

今日も疲れた~、というか耐えた~。

 

 

帰宅すると、同居人が一生懸命パン生地を捏ねていた。

昨夜、「もう疲れたんじゃぁぁぁあああ!」と大暴れしたからなのか晩御飯を作ってくれるらしい。

 

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ミートピザ。なかなかイケる。

 

近所のスーパーで買った安っっい缶のライムハイボールを飲みながら、熱帯魚鑑賞をする。

 

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エサを入れた瞬間、気が狂ったかのように暴れだす。無力な奴等め。

私がいなきゃご飯も食べられない、その哀れさが愛おしい。

 

 

youtubeで鹿の解体を観ていたらいつの間にか眠っていた。

 

 

そんなくだらないイチニチ。

 

 

 

山田コンプレックス

 
私の苗字は山田である。
 
 
この世にはこんなにも魅力的な漢字で溢れているのに、あえて山田なのである。
 
 
山田といえば学生のころから学年に2人以上いたし、今の会社には私含め2人、そして私が4月15日で退職するのに合わせて新しく山田さんが入社してくるらしいので、今後も継続して2山田で保たれるようだ。
 
 
ワタナベさんとかサイトウさんみたいな、「難しいほう」の漢字がある苗字にかつて憧れた。
ある日、妹と「難しいほうの山田、考えよう」ということになった。
 
 
発表します。
 
 
「矢真田」
 
 
やっぱり苗字となると「駄」「堕」「唾」は不適切なイメージがあるので、結局「田」に落ち着いてしまった。
しかも「難しいほう」というテーマだったはずなのに、全然難しくなれなかった。
 
私たち姉妹は、次の日にはこのやり取りさえ忘れていた。
 
 
 
ある時、「え~山田っていう苗字なんだ!意外!」とイケメンに言われたことがあった。
 
・・・意外?
どうやら私は「山田らしくない」ようだ。
 
では、山田らしいとは?
自意識過剰な私は、それから山田らしさについて自問自答をする日々。
 
イケメンに言われた、というのも大きな要因だったと思う。
イケメン効果、イケメンのひと言は絶大、イケメンの行動はまわりの行動を変えるのである。
 
 
「意外!」-イケメンの台詞をなんども反芻する。
 
山田らしさ、山田らしさ、山田らしさ・・・
 
 
山田という苗字は、契約書や登録書類の「記入例」によく用いられる。
つまり、「え~珍しい~」とは絶対にならない、誰もが知っている昔ながらのオーソドックスな苗字ということ。
「THE 日本人」、「日の丸代表」ということ。
 
日本人というのはもともと農耕民族であり、畑を耕し米や芋を食べて質素に暮らしていた人種である。
そんな日本人の、典型例ということである。
山と田んぼ、その漢字から構成されるに先祖は百姓であったことが想像できる。
 
 
さらに、画数が少なく、そして湾曲やはらいもない、きっとどんなに字の下手な人が書いてもそれなりにバランスのとれた字が書ける。
つまり、易しい。
易しさのレベルで言うと、お粥。二日酔いとか、胃が痛いときとかの味方。
 
 
以上の内容を集約し、「山田」という苗字から連想される世間一般のイメージは、おそらく「田舎っぽい」「垢抜けない」「地味」「坊主頭」「鼻たれ小僧」「初級」「アマチュア」「なんのひねりもない」「何をしても平均かそれ以下」「あがいても無駄だから引っ込んでろ」etc...
 
・・・らしくない、ということであれば全然良い。
 
私ってつまり・・・、「都会っぽい」「垢抜けている」「華やか」「上級」「プロ」ってこと?(胸熱
 
 
でも、もしこれは私独自の勝手なイメージで、案外世間では「山田」という苗字にもっとハイカラな印象を持っていたら・・・?
書類の記入例でよく用いられるのは、「山田」という苗字こそが全国民の見習うべき憧れの対象であり、誰もが憧れている語呂だから?
山田こそ日本の顔。国民的アイドル。
 
「え~山田っていう苗字なんだ!意外!(山田って聞いてたからもっと美女かと思ったのに!)」
っていう意味だったらどうしよう。
 
 
と、いった具合に山田スパイラルに陥るのであった。
 
 
一応、女に生まれたので「山田」という苗字を卒業できる可能性を秘めている。
だから山田という苗字の男性を避けて生きてきたし、山田じゃなかったらいっそなんでもいいけれど、あわよくばちょっとかっこいい苗字になりたい。
 
昔、「苗字が山田だから」という理由で付き合うのを散々渋った挙句、結局アプローチに負けて山田くんと付き合ったことがあったけれどあとから既婚者だってことがわかったし、やっぱり山田を避けるようにプログラミングされているようだ。
 
 
いつかかっこいい苗字になれることを夢見て、私と妹、山田姉妹はいつも魅力的な苗字の人物に出会ったエピソードを報告しあう。
 
「姉やん、聞いて。今のクラスの副担任の先生、めっちゃゆるキャラで可愛いお姉さんやねんけど、なんて名前やと思う?」
「えっなになに?」
「ゆるぎ先生」
「おおおおおおお!」
 
そして、私が個人的に1番感動した名前が、前職で取引先だった、
 
「蜂須加(はちすか)」さん
 
である。
 
しかも彼のメールアドレスが、「bee@〜.com
 
この自分の苗字をひねるほど、自信があるというのか。
 
 
彼のピカピカに磨かれたアルファロメオで迎えに来られたい。
そして彼の毒針に刺されたい。
蜂須加中毒になりたい…
 
でもきっと、彼にとって私なんか
「お名前は?あっ、山田さんね。
 

    …(笑)」

とか思ってんだろうな!!!!!!

 

 

 

あー、蜂須加になりたい。

 

 

 

 

 

幸せは誰かがきっと運んでくれると信じてる女子会

 

 
 
私は、20代をこう定義したい。
 
20~23:20代前半
24~27:20代半ば
28~33:アラサー
 
 
個人的にこの振分けは大変的を得ていると思う。
 
 
そしてこの定義を前提に今後話をするとなれば、私は現在「20代半ば」に当てはまり、まわりの友達も漏れなく該当する。
 
そんな20代半ば女子・・・、女子の定義はまた改めてするとして、女子会での記録を書き記しておきたい。
 
 
3月某日。
私たちは京都のとあるおでん屋に集合していた。
 
社会人になって数年が経ち、学生の頃のように「鳥貴族」「笑笑」白木屋」などの安いチェーン居酒屋は卒業し、それなりにお洒落なお店でディナーができるようになったと思う。
今回は前々から念願だった人気のおでん専門居酒屋。人気のあまり3回断念し、ようやく来れた。
 
メンバー構成は、たかし、ゲド、K、私の4人。
全員独身女子である。
 
「うわっ掘りごたつちゃうやん、座敷やん」
「痛ッ天井低すぎやろ、頭打ったし!」
「てか座敷やったらお腹苦しいしベルト外すわ」
「お腹空いたしはよ頼も」
 
入店早々、文句の嵐である。
これはもう関西人だったら仕方ないというか、文句は愛情の裏返しというか。大目に見てあげてもらえるとありがたい。
 
そして乾杯し、誰からともなく言う。
 
「最近どう?」
 
最近どう、とはつまり最近いい人いる?彼氏できた?という基本的に恋愛についての問いである。
そして毎回、全員が口をそろえて言う。
 
「なんもない」
 
なんもない。
世間で「1番イイトキ」とされる華の20代も、そろそろ魔法が溶けかかるそんな20代半ば、しかもアラサーに近いほうにいる私たちは、いつもなんもないのである。
 
 
なんもない、とは。
 
 
「この間の合コン、ほんまなかったよな」
「え、てかなんで40代のおっさん2人も来るわけ?」
「しかもハゲ」
「帰り際に、男の幹事にお前ふざけんなよ!ってキレといた」
「来週の合コンもキャンセルになっちゃったし」
 
まず、言い訳として引きが悪いというのは認めて頂きたい。
 
だって、女性陣の年齢層は20代半ばとあらかじめ伝えておいた合コンで、40代の男性が2人も来ますか?ふつう。
おじさん好きとか別にひと言も言うてない。
 
 
「そうえば、紹介してもらった同い年の男の子どうやったん?」
「あ~ごはん行ったよ」
「どうなん?ナシなん?」
「ごはん行こう~ってなってさ、どこ連れてかれたと思う?」
「え、どこ?」
「え・・・ないわ・・・」
 
と、各々の近況のネタを報告しあう。
基本的に私たちにはロマンチックなネタはないので、だいたいのエピソードで笑いがとれる。
 
 
別に笑いがとりたくて出会いを求めているわけではないのに、毎度笑いのネタになってしまうのはなぜなのか。
 
それから、
「このロールキャベツ食べにくすぎやろ・・・」
「ちょ、レモンまるごと口に入れてや」
「ちょっとあんたの口から汁飛んできてんけど!」
 
などとわいわいしなが女子会は進んでゆき、
 
「1番最後に、1日デートしたんっていつ?」
「・・・思い出せへん。1年前?」
「え・・・いや晩ごはんとかやったら結構いくけどさ、1日デートってハードル高いよ」
「夜桜デートしたい」
 
 
ということで夜桜合コンしようという話になり、それぞれLINEのお友達から思い当たる男の子片っ端から「合コンしよ♡」とメッセージを送る。
なので、世の男性陣は女の子から合コンのお誘いがきたとき、だいたい女子会のノリで送ったという認識でよいかと思う。
 
「あ、もう返事来たで」
「まじで、合コンいつ?」
「えーっと、5月・・・」
「桜散ってまうわ!!」
 
結果、翌週また4人で集まることに。
我々は男性とのデートの予定がないため、ほとんどいつでも予定が合うのだ。
 
 
「鉄のパンツを脱ぎたい」
「そやな。2×歳やもんな、そろそろ脱ぎたいわな・・・」
「私はアルミのパンツくらい」
「軽なってる!クシャってしたら潰れるやん!」
「私はサランラップのパンツ」
「透けとるわ!」
 
ボケとツッコミが完璧である。なんとテンポの良い会話だろうか。
笑いのセンスばかりが磨かれてゆく。
 
「あ~なんでYくんから連絡返ってこんくなったんやろ」
「やらかしたんちゃう~」
フリーザ様のこと好きって言ったからかな~」
フリーザ様好きとか絶対良いギャップやと思うねんけどなあ」
「でもちょっとフリーザ様について熱く語りすぎてんな~」
「その、フリーザ "様" ってのがあかんかったんちゃうん!」
「そうやわ絶対!いくら好きでも悪役に "様" はないわ!」
「あああああああ」
 
 
飽きもせず「彼氏欲しい」と言い続けて早3年が経つ。
 
毎度話のネタは「なぜ結婚できないのかわからない」ということ。
 
 
答えのわかる方がいらっしゃったらご教授頂きたい。
なぜ、私たちが結婚できないのか!!
 
 
 
 
続く。
 
 
 

尾崎豊的愛おしさの男に翻弄されたい

 
 
私は潜在意識に、「ダメ男に振り回されたい」という願望がある。
 
それでは幸せになれないと理屈ではわかっていながらも、やっぱり惹かれるのはそういう男性ばかりである。
 
 
 
フライパンと付き合っていた時、私と彼は高校生であった。(※前記事参照)
彼はある日言った。
 
「原付の免許をとる」
 
そしてその台詞が意味する真髄とは、「受験料を貸してほしい」ということである。
 
 
私たちは地元の中途半端な進学校に通っていて、中途半端な進学校とは、これまでは可もなく不可もない普通の公立高校だったけれど、レベルを上げるべく教育に熱心に取り組んでいるがまだまだ入学してくる生徒のレベルはピンキリで、厳しい校則も守る生徒と守らない生徒の差があるというような高校。
 
アルバイトを禁じられていたため、私たちはあまりに貧乏でいつも下校時にポテトのMを半分こしているような日々に、何が「原付の免許をとる」だよという感じだった私を納得させた台詞が、「10000円貸して」だった。
 
 
私は貯金していたお年玉から彼に10000円を渡し、教習所へと見送った。
 
 
まあその後、彼が原付に乗っている姿など1度も見たことがないのでなぜ免許をとったのかはいまだに「?」である。
 
 
それから彼は「やばい。10000円返す金がない。バイトしよう」と言い出し、地元のマクドナルドでバイトを始めた。
彼は一緒に住んでいる祖母が厳しいらしく、極秘でバイトをするべマクドナルドの制服をいつも私が自宅で洗濯して届けてあげていた。
 
 
そして訪れた給料日。
 
「まずはパーッと使わないとね!」
 
まずは借りた金を返すだろ、とは言えず私と彼はカラオケへ行った。割り勘で。
私たちは来る日も来る日もカラオケへ行った。割り勘で。
 
お世辞にもうまいとは言えない彼のカスカスのEXILEを聴きながら、私はいつもメロンソーダとカルピスを割ったソフトドリンクをすすっていた。
貸した10000円が返済されたのは、おそらく1年以上も後のこと。
 
 
なぜそんな彼のことが好きだったのか。
 
 
彼には心の闇があった。
 
 
彼は小学校低学年の頃に、両親が出て行ってしまい親戚の家で育ったと言う。
 
「迎えに来るからね」という母親の言葉をずっと信じ、いまだに待ち続けていると言うのだ。
そんな彼の生い立ちに私は胸を鷲掴みにされ、「私が支えてあげなくちゃっ」と思ったのだった。
ダメ女の典型例である。
 
 
少し陰があるというか、トガッているというか。
そういった類の男性のことを、私は「尾崎豊的愛おしさの男」と呼びたい。
 

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お~まいりるが~る
 
 
 
「昔、父さんと母さんといっしょに住んでいた家に行けば会えるかもしれない」
 
ある時彼はそんなことを言い、私たちは小銭をかき集めてふたりぶんの交通費を工面し、2時間ほどかけて彼の故郷へと出向いた。
 
しかし彼が幼いころ住んでいたアパートには、もう別の人が住んでいた。
 
こんなエピソードはもう駄目である。反則。
きしむベッドの上で優しさ持ち寄って、きつく躰抱きしめあいたい
 
尾崎豊的愛おしさが溢れる瞬間である。
 
 
原付の免許が取りたいと言われた時、私がなんの疑いもなく10000円を貸したのは、盗んだバイクで走り出す夜に誘われることを期待していたからなのかもしれない。
 
しかしバイクを盗めるほど根性が座っていないのが、平成生まれの良いところだ。
 
 
私が、誘われるがままに毎日カラオケに通っていたのは、愛すべきものすべてに歌う彼のシェリーになりたかったからなのかもしれない。
 
 
その後、彼は様々なツテを辿ってなんと父親と連絡がとれたのだった。
 
そして彼の大学進学への費用を援助してくれると言う。
 
 
高卒で働くか・・・というような状況だったので、現在の学歴至上主義の世の中で少しでも有利になる大学進学を私はおおいに喜んだ
 
だけどそうやって進学した大学も、単位が足りないとかで中退するから本当にただのクズだったんだけど。
 
 
 

 

消化できなかった恨みは来世まで持ち越す

 
なぜ、週休2日なのか。
 
 
誰もが一度は問うたろう。
 
 
 
 
なぜ、週休2日なのか。
 
 
私が思うに、週休2日を決めた人はきっと
 
「えっちょっとあんときノリで言ってみただけなのにまじで週休2日なってんじゃん!怖ぇ~俺のひと言怖ぇ~。権限者のひと言危ぇ~」
 
くらいにしか思っていないはず。
 
 
 
 
なにげないひと言が、他人の人生を180℃変えているなんてことは日常的にしょっちゅうあるものだ。
 
 
 
私が昔付き合っていた彼は、左耳にゴリラの鼻糞みたいなピアスをいつもつけていてパンチパーマで夏はいつも下駄をはいている、ゴルフの道を諦めた石川遼くんみたいな奴だ

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ったのですが、
 

 

「俺、ヒールはいてる女の子が好きなんだよね」
 
と言いやがったので、私はさっそくあくる日から毎日10㎝ヒールをはくようになりました。
 
 
御陰様で両足とも外反母趾になり、とくに左足は雨季に痛みます。
当時の反動なのか、現在の私は毎日ペタンコの靴を履くようになりました。
 
 
 
 
また、私が昔付き合っていた彼は、タイ人とインドネシア人のハーフみたいな血管にはカレーが流れていますみたいな純日本人だったのですが、
 

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「てかさ、顔の下半身は正直コンプレックスでしょ?でも顔の上半身でおつりがくるみたいな顔しているよね。大丈夫、僕も歯並びが悪いっていうコンプレックスあるから。誰にだってコンプレックスはあるもんだよ」
 
と言いやがったので、それ以来私のなかで新しく「顔の下半身コンプレックス」という悩みが追加されました。
 
 
やめろよ。ただでさえコンプレックスの塊で、日々劣等感に苛まれているのに新しくコンプレックス追加してくるのやめろよ。スパイスまぶすぞ。
 
もう少し鼻が高かったらな~とか、もう少し歯が小さかったらな~とか心の隅っこで思うことは確かにあったけど、「顔の下半身」とかいう広範囲でまとめてコンプレックスに仕立てられ、それ以来やたら口元を隠す癖がついてしまいました。
 
マスクだけが私を裏切らない。マスクらぶ。生まれ変わったらマスクになりたい。そして世の中の顔の下半身コンプレックスの女性達を救いたい。それが私の来世の使命。
 
 
 
 
また、私が昔付き合っていた彼は、イ・ビョンホンを正面からフライパンで叩いたみたいな顔のフライパンだったのですが、
 

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「見返りブスだよね」
 
と言いやがったので、それ以来振り返る仕草ができない。
 
世の中には「見返り美人」という言葉があるくらい、女性の振り返る姿は麗しいとされているのに「見返りブス」ですって・・・致命的・・・
 
でも、おかげで後ろを振り返ることも、過去を振り返ることもなくなったよ☆前向き☆☆
 
 
 
 
また、私が昔付き合っていた彼は、風神雷神に生命を吹き込んで屏風から出てきたみたいなやつだったのですが、
 

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「お前脱いだら意外とプニプニやな」
 
と言いやがったので、えっていうかそもそも服着てたら痩せてみえるんだ?と新たな発見でした。
 
 
最近流行りの「ぽっちゃり系女子」、100㎏級の彼女たちのことを、失礼ですが私は純粋に「肥満ですね」と思っていて、私みたいな体型こそがちょうどぽっちゃりだと思っていたので私と付き合う人はみんなぽっちゃり好きという認識でした。
 
ちなみに、ぽっちゃりであることにポジティブに生きることを「ぽちゃてぃぶ」と言うらしい。素敵。
 
で、私は案外ぽっちゃりに見えないらしいと気づいて依頼、安易に服を脱ぐのが怖くなって最近では水着も着られない。
「えっ山田意外とデブじゃんwww」と思われるのが怖くて。自意識過剰なので。
 
 
 
 
きっと彼らは覚えていない何気ないひと言、私覚えているんだからッ!!!!!
根に持つタイプなので。
 
きっと知らず知らずのうちに私も誰かを傷つけているんだろうな。
 
 
言葉っていうのは、付け足すことはできても取り消すことはできない。
 
「えっ、そういう意味じゃなかったんだけどな・・・」ていうことで相手が爆発してることもしょっちゅう。でも、1回怒っちゃったひとを落ち着かせるってなんかもう無理じゃないですか。
説明したいことは山ほどあるのに何を言っても「言い訳」になっちゃうし、「そうだね、君が正しいね、私が間違っていましたごめんなさい」って言うまで怒り続けるもん。
 
 
他人、むずい(´・ω・`)
 
伝えるの、うまくなりたいですね。
 
 
 
 
 
 
 

 

茶しばく、と言われたくて

 
 
わたし、生まれつき左手の手のひらのまんなかにすごく濃くてチリチリッとした毛が生えるんですね。
ほうっておくと中指の第2関節くらいまで届いちゃうくらい伸びて、太さでいうと髪の毛くらい。
やばくないですか?恋人には絶対打ち明けられない。
 
それがすごくコンプレックスで、いつも剃ったり抜いたりしてたんですけど、先月にカッターナイフでほじくってみたんですね。
そしたら毛根まででてきちゃって、血まみれになったんですけどなんと生えてこなくなったんです。
 
えっ自宅でこんなに簡単に脱毛できるんだ・・・!と。
 
 
それ以来、毛根をほじくるのが癖になっちゃって、最近は腕や足のムダ毛もカッターナイフで処理するのがマイブームです。
 
刃の尖った部分でほじくるんですけど、コツがあってカッターナイフを長く持つ。
短く持つほうが力が入りそうと一見思うんですけど、長いほうがおそらく刃のバネの勢いでほじくれるのかな・・・。
スポンッて気持ち良く抜けます。
 
 
 
 
 
まあ嘘ですけど。
 
エイプリルフールですね。
エイプリルフールって、嘘ついていいの午前中までなんですよ。知ってました?
 
 
 
優しい嘘、つかれたい。
私のためを想って誰かがついた嘘に、翻弄されたい。
 
不幸に気づかず生きたい。騙されたい。
 
幸せ、信じたい。
 
 
 
世の中には真実なんてきっとなくて、存在するのは自分の解釈だと思うんですよ。
信じたことがその人にとって真実になる。
 
だからある意味真実なんて何通りもあるし、ある意味真実なんてものはない。
 
信じたいものだけ信じたい。
幸せ、信じたい。
 
 
 
 
全然関係ないけど、外国人と付き合いたい。
 
カタコトで、「ナンデヤネン、オ前アホカ」って言われたい。
私のマネして関西弁しゃべろうとするんだけど、やっぱりカタコトみたいな。
 
そんなんめっちゃ萌えてしまう。外国人と付き合いたい。
 
 
 
ウィンストンはいつも言う。
 
「茶、シバキニイコカ」
 
そして私はこう言う。
 
「関西人は、似非関西弁がもっとも嫌い」
 
このやり取りをするたびに胸が苦しい。愛おしくて。
 
 
彼は、私がモロッコで一人旅をしているときに出会った。
マラケシュという広場で声をかけられ、少しばかり一緒にお酒を飲んだ。
 
そして次の日、偶然にも泊まっていたホテルで再会。
彼はホテルマンだった。
 
私は2度、ホテルサービスの朝食を利用した。そのたびに彼が運んでくれて、「よく眠れたかい」「最高の朝だわ」と英語で会話をした。
 
最後の朝、私は早くに出発する予定だった。
鞄に荷物を詰めていると、部屋のベルが鳴った。ウィンストンだった。
 
「朝食はお願いしていないわ」と私は言った。
だけどよく見ると、彼はいつものサービスワゴンを押していない。
かわりにキャリーバックを持っていた。
 
「僕も日本へ行くよ。仕事の都合でね」
 
 
あれから7か月。
私が仕事を終え、家に帰ると彼が待っている。
時にテレビを観ながら、時にどら焼きを食べながら。
 
ーーー仕事の都合でね。彼の言葉を信じている・・・ふりをしている。
 
彼がスロットばかりしていることは、服に染みたタバコの臭いでわかるのに。
 
「今日ハ、仕事早上ガリヤネン!茶、シバキニイコカ!」
ウィンストンがそう言うから。
 
「関西人は、似非関西弁がもっとも嫌い」
私は懲りずに言う。
 
 
口座の残高が覚えのないくらい減っていても、交通費や食事代がバカにならないわ、と言い聞かせる。
 
「茶、シバキニイコカ」
 
誰のお金かしら。
 
「関西人は、似非関西弁がもっとも嫌い」
 
 
 
 
 
いやヒモですやん。
 
全然私のためを想ってついた嘘ちゃうし。
 
 
モロッコ旅行いきてぇーーーー。
 
 
 
 
 
 
 

ニンニクの香りから連想されるもの

 
昨日は21時に床に就いたので、今朝は早朝に目が覚めました。
時計を見ていなかったので正確な時間は把握しておりませんが、朝陽が昇っておりませんでしたので早朝かと。
日頃の私ですとおそらく二度寝したのですが、ふとカーテンの外が気になったので外へ出てみることにしました。
 
 
3月下旬といえども朝と夜は冷えますね。
トールをしっかり巻いて、近所の河原を歩きます。
しゃく、しゃくと凍った朝露を鳴らしながら進んでいると、太極拳をしているおじいさんに出会いました。
 
ふいにおじいさんは言いました。
「さとる、という漢字を書けるかい」
 
私は立ち止まり、「私に話しかけているのですか」と尋ねました。
 
「君しかいないだろう。さとる、という漢字は書けるかい」
 
悟。
 
「みなが知っているさとるとは、りっしんべん、ご、くち、だね。五感で感じたことを語る。それはつまり上辺でしかないんだよ」
 
「悟りは上辺なのですか」
 
「悟りは上辺。だけど、さとるという漢字はもうひとつある。骨に豊とかく。物事を、壁の向こう側の心理まで見抜けるようになりなさい」
 
體。
 
 
私はまた歩き始めました。
 
すると、10人くらいの女性たちがマットを敷いてヨガをしておりました。こんなところで?と、ついジロジロ見ていると、リーダー格の40代くらいの女性が「ご一緒にいかが?」と声をかけてくださいました。
彼女たちは黙々とヨガをしていました。私は、見よう見まねで人生初のヨガをしました。
 
すると、どんどん体が軽くなるのがわかります。
すごいですね、ヨガって。激しい運動をしているわけじゃないのにじわじわと内側から汗が出てきて、凝り固まっていた皮膚も筋肉も神経も伸びて、ほんとうに体が軽くなりました。
 
 
どうやらあまりに軽くなりすぎたようで、ピュウッと強い風が吹いた瞬間に飛ばされてしまいました。
 
 
「自分が変われば人が変わる。自分が変わるとは、思想を変えることではないわ。その思想を伝える言葉と行動を変えるのよ!」と、地上から女性たちの声が聞こえた気がしました。
そして、気づけば高いビルの屋上へたどり着いていたのです。
 
勢いよく尻餅をついたはずなのに不思議とどこも痛くはなく、「ヨガの効果かしらん」と思いながら景色を見下ろしました。
朝陽に照らされる、まだ眠る町。
チラホラと、早起きさんが部屋の電気を灯すのが見えます。郵便受けに新聞をとりに行く人がいたり、ランニングをする人がいたり。
 
早朝のひんやりとした風に吹かれ、しばらくぼうっと眺めていると、どんどん町が目覚めてゆきます。
 
「活動」
 
と私は思いました。
 
「命の営み」
 
とも。
 
 
生きるということは、ほんとうはシンプルなはず。
朝陽がのぼり、目が覚め、食事をし、体を動かし、心地よく生きるための身の回りの環境を整え、すこしお酒をのみ、人と話し、そしてまた眠る。
 
ただ、それだけのことではないのでしょうか。
 
「プロとアマチュアの違いはね」
 
背後からいきなり声がしました。
私は心臓がひっくり返りそうなくらいに驚き、勢いよく振り返りました。
 
 
すると、細身だけど頑丈そうなその体をピッシリとスーツに身をつつみ、髪を1ミリの誤差もないほどきっちりと七三分けに固めた男性が笑顔で立っていました。
電車でつり革を持てないと言いそうな、赤の他人と鍋をつつけないとも言いそうな、そんな神経質そうな空気をまとう彼は、それゆえにあまりに清潔で、眼鏡には少しの指紋もなく、革靴には1点の泥はねもない。
 
彼は続けました。
「アマチュアでも120点の作品をつくる人がいる。だけどアマチュアは、30点の作品もまたつくる。プロというのはね、どんな作品を作らせても必ず80点以上なのだよ。それだけの揺るぎない技術を持っている人間がプロになれる」
 
笑顔が不気味でした。
 
 
私は、稼ぎたい、と言いました。
 
彼は言いました。
 
「これまで学んできたことを他社へ提供すること。それが稼ぐということだ。社会とは学びの場ではない。学んだことを提供する場だ。稼ぎたいならば技術を提供すること。提供する技術がないならば、まずは学ぶこと。稼ぐのはそれからだ」
 
それだけ言うと、彼は勢いよくジャンプし、屋上からまっさかさまに地上へと落ちていってしまいました。
落ちてゆくその姿を眺めてみると、地面へ落ちる寸前にシュワッと消えてしましました。
 
 
気づけば太陽は真上まで登り、腹の虫が鳴っておりました。
階段でビルからおり、外へ出ると近所のレストランからニンニクの良い香りが漂います。
 
また、腹の虫が鳴りました。
 
 
「ランチはペペロンチーノにしましょう」
 
 
 
 
 
 
みたいな妄想をしていたら、いい時間になっていたので昼休憩いってこよ(^。^)y-.。o○
 
ペペロンチーノちゃうけど。