みかんがみっかんない

無力なアタシの、不甲斐ない毎日。

心のスキマ風が寒い

 

 

心のスキマ風が寒い。

どうも。黄昏れ、ストロングゼロ呑みながらブログを更新しています。

 

私はお酒が好きだ。そして多分、わりとちゅよい。

まず顔に出ない、赤くならない。でも異様にテカる。

お酒飲んだ時のあのやたらテカるの、なんでなんですかね?

 

好きなお酒は、日本酒・芋焼酎・マッコリ・ワイン・果実酒とかですね。

ビールならハイネケンかコロナが好き。

チューハイはライムだし、カクテルならギムレット、モヒート…あとあれなんでしたっけ。コップのふちに塩まぶしてあるやつ。

 

まあひとりでもよく飲むわ。

ていうか、あー今日はひとりメシだわってときこそ飲む。

ひとりで飲むのは好きなんだけど、なんかふと寂しくなる。

 

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そういうとき、こんな出張ホストがあったら利用したい。

「渋い親父としっぽり宅呑み」

 

渋い親父、、あなたにとっての渋い親父でイメージして読み進めて頂きたい。

堤真一さんでも、浅野忠信さんでも、大沢たかおさんでも、渡辺謙さんでも。

ちょっと私は岩城滉一さんでいかせてもらいますね。やば!!!!

 

 

ビー・・・

古い団地の、間抜けなインターホンが鳴る。

私は、ピリ辛きゅうりに伸ばしたお箸を一瞬とめ、だけどやっぱりつかんで口の中に放り込んだ。

重い腰を起こし、玄関へ向かう。

ポリポリポリ・・・きゅうりをかみ砕く音が脳に響く。

 

そっと扉を開けると、60代くらいだろうか、そこには優しく微笑む男性が立っていて、手にはコンビニの袋を提げていた。

その落ち着いた笑顔には無数にシワが刻まれていて、彼のこれまでの人生経験を刻んでいるようだった。

ただ心穏やかにこれまで歳を重ねてきたわけではない、簡単には表現できないがそんな奥行きのあるシワ。

 

身なりはワイシャツにネクタイは無く、1番上のボタンは開けられていてゆったりとしたスーツのパンツに裾は入れられている。そして彼は一言こう言った。

「たろちゃん、たまたま近くを通ったんだ。飲もうじゃねえか」

 

そうか。私が申し込みサイトでニックネームを「たろちゃん」と登録しているからそんな風に呼ぶのか。

しかも、もう彼の業務は開始しているのだ。そう、出張ホスト。

 

「これがタン塩の燻製、チータラ、そしてあとは・・・ハイネケン、おめえ好きだろ」

カサカサと袋からつまみやら酒やらを取り出し、散らかったテーブルの隙間に雑に並べてくれている。この酒のチョイスも、私が申し込みの際にオプションで追加記入したやつだ。

仰々しくなく、あくまで「知り合いのおっちゃん」を装う彼の演技力には正直照れ臭かった。

私の性格的に、「このサービス利用するのは初めて?」「彼氏はいっしょに飲んでくれないの?」といったざっくばらんな質問をされるほうがやりやすいんだけど。

 

プシュッ

曖昧にしか頷けないまま、おやじは缶ビールを開けた。

私もせっかくなのでハイネケンを頂く。

「乾杯!」カチッ、とアルミと瓶のぶつかり合う軽薄な音が部屋に響く。

 

酒と会話が進むにつれ、なんだかんだで楽しくなってくるからアルコールはやめれられない。

「例えば、自分の中で評価項目があって、採点結果が10段階中2もあれば10もあるみたいな人と結婚するのか、それとも10もなければ2もないすべての項目を6~8を安定的に保っている人と結婚するか、どっちが幸せですかねえ」

「そりゃ圧倒的に前者だろうよ。例えばお前が彼氏によ、俺の彼女ふつうに可愛いんだぜってまわりに紹介されて嬉しいか?ふつうって何だよって思うだろ?こいつのこういうとこ、最高だなって思う部分のある奴と付き合わないと、長い人生やってけねえぞ」

シラフになったとき、覚えているかなんてわからないような会話。

だけど、おやじのセリフは私の心を静かに、だけど確実に掴んでいた。

 

「こんなこと言うのもアレなんだけどよ・・・いややっぱ何でもねえ」

おやじはふと顔をそらして言った。

「え?なんなんですか気になるじゃないですか!言ってくださいよ!」

わざと顔を近づけ、大げさに肩を揺さぶるとおやじは言った。

「別れた女房の若いころに似てるんだ、たろちゃん」

最初、ドアの向こうで営業スマイルを作っていた顔とは打って変わって、酒のせいで緩んだ目元が私を見つめた。胸がぎゅっと締め付けられる。

「抱いてよ」

私はそう言っていた。言ってから自分でも驚いた。

「馬鹿野郎。自分を安売りするんじゃねえ」

おやじは缶ビールを大袈裟にテーブルへ置き、威勢のいい声で言った。でも、そんなふうに叱られると、よけいこみあげてくるじゃんか。

「今だけ、別れた奥さんだと思ってよ。そしたら私は、別れた奥さんになったつもりでいるよ。会ったことはないけれど・・・。夢見ることは悪いことじゃないと思うんだ。綺麗ごとなんて嫌いだけど、みんな寂しんだよ、一瞬でいいから現実を誤魔化したい時があるんだよ。コレだって、おじさんだって、そういうときのためのサービスんなん・・・」

おやじの唇に言葉を遮られる。

これがつまり、どういうことかわかる。もう子どもじゃないんだから。

 

私は部屋の明かりを消した。

 

 

キーボードを打つ音がうるさくなっていましたね!!!!!!!!!!!!!!!!

どうですか?どうですか?

昔はやんちゃしてたけど歳とともに角がとれたみたいな渋い親父に抱かれたくないですか?叱られたりしたくないですか?

 

ちょっと自分の妄想で気分がよくなってきたのでコンビニへつまみを買い足しに行きますね。

なんか儲けたいと思って起業を企んでいる方がいらっしゃれば、こういうサービスは売れると私が太鼓判を押しておきますね。

よろしくお願い申し上げます。