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みかんがみっかんない

無力なアタシの、不甲斐ない毎日。

べらぼうという言葉を覚えた。

 

 

余りもひどい様、はなはだしい様を示すとき、人は「べらぼう」と言う。

 

私はこの言葉を、つい去年知った。

 

「これ来週納期でいける?」

「べらぼうに頑張ったらいけます」

というような会話を、会社で上司と先輩が交わしていた。

 

文脈からその言葉の意味は容易に想像ができたが、都会のオフィスで几帳面にスーツを着た彼の口から出てくるにはあまりに不釣合いだと思った。

 

 

べらぼう…って…

ど田舎の地域の特産物でありそうじゃん…

 

冬になると大雪が降って、雪かきをするもあとからあとから降るもんだからどうにもこうにも手に負えないようなそんな地域。

雪が積もらないよう三角の屋根になっていて、居間の真ん中には囲炉裏があるような家。

鰹と昆布と干し椎茸でじっくりとった出汁で、おばあちゃんが鍋を作ってくれる。

海老、あんこう、木綿豆腐、ネギ、白菜、えのき茸が入っている。

(あー最高。お腹すくわ)

 

「あ〜たくさん食べた。お腹いっぱい」

「シメにアレ入れるかい」

「あ、食べたい!」

 

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べらぼう

 

画像はきりたんぽである。

でも、きりたんぽという名称より、べらぼうという名称のほうがはるかにしっくりくる。

 

 

または、工具でありそうだ。

 

刃物の部分を木にあてがっておいて、おしりから金槌でトントンする。

そしたら、木が剥がれていくやつ。

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間違いなく、べらぼうだわ。

 

画像はノミである。でも絶対べらぼう。

 

そうなんだよ。

その語呂から、地味で田舎っぽいイメージがあるんだよ。決して悪意があって言うわけではない。

きりたんぽだってノミだって必要な存在。

 

だけど「べらぼう」はあまりに都会っぽさに欠ける。イマドキじゃない。

1990年代、バブルが弾けた後くらいの年代に若者の間で流行った流行語でありそう。

ディスコ、チョベリバ、べらぼう、みたいな。

「べらぼう」の、ちょっとひと昔前感。

 

平野ノラさんのネタでありそう。

「しもしも〜?(尾崎)豊とディスコで踊ってたら、彼ってばべらぼうに酔っちゃって〜」って、アッシーくんに電話してそう。

 

こんなことばかり考えている私は、今べらぼうにヒマなのである。