みかんがみっかんない

無力なアタシの、不甲斐ない毎日。

【旅行記】曽爾村

 

大地に還りたい。

ーこれは私が会社に勤めていて最上級に病んでいたとき、通勤電車で雨音を聴きながらふと思ったことである。

 

満員電車が湿気でいつもに増して息苦しく、車内にはくたびれきった人たちが決して肌と肌の触れない距離を保って立っている。座席を確保できた者のほとんどは目を瞑っている。

 

ハタハタと静かに雨音が聴こえていた。

こんなにも文明が発展したこの時代でも、満員電車は窮屈だし、雨で靴下はグズグズしているし、そしてなにより気圧の低い朝は気怠い。

 

中途半端な世の中だなあ、と思った。

じゃあ、この先もっと快適な時代になることを求めているか?もはや人間の手は離れて機械がすべての仕事を担い、歩くことも選ぶこともなくなって、娯楽だけの世の中。

そんな冷たいモノクロの世界を想像すると、得体の知れない恐怖に襲われて、もういっそ雨の中に飛び込んで全身ずぶ濡れになって田んぼで溺れているところを尾崎豊に助けられ、「馬鹿。風邪引くぞ」などとありきたりな甘いセリフをぶっきらぼうに吐かれながら、着ていたTシャツを脱いで頭を拭かれたい。「そんなビチョビチョのTシャツで拭いても意味ないじゃん」「ほんとだな、馬鹿だな俺」と言って笑いあいたい。

 

つまり、私は快適でなくて良いから、疲れ切った世の中に飲まれるのではなくもっと五感を研ぎ澄ませながら、四季を感じながら人間らしく…動物らしく生きたいと思うのだった。

 

この頃、私が最も信頼している占い師さん(http://ameblo.jp/angaile ←Michelleさん)に占ってもらった際も【大自然のカード】が出ていて、私は本気で「会社辞めて大地に還る」と思っていた。

 

 

そして仙酔島に引き続き、向かったのは奈良県曽爾村

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私は京都府在住なので、車で高速道路に乗って約2時間。

テントを張るスペースもあれば、コテージもある。コンロや包丁やまな板、トングやお皿などバーベキューをするための道具は借りられる。

 

ただ、近隣にスーパーがなくて個人の商店しかない。商店で食材と炭を買うので私たちは満足だったけど、もっとこだわりたい方は買い物をしてから行くのがオススメ!

 

この山に囲まれた大自然の中、コーヒーを飲みながらウトウトする幸せよ。

ああ、海もいいけど山もいい…

 

何をするわけでもなく、ただただ草木のこすれる音と鳥のさえずりと、子どもの無邪気な声をききながらひたすらボーッとする。

 

近所にお風呂屋さんがあるので、夕方に入りに行った。これがまた最高。

低い山々が連なっているので、ずいぶん遠くの山まで見える。空が広い。

ビルで囲まれた、狭い大阪の空を思い出す。ついでに悪い思い出も蘇る。記憶を振り払い、深呼吸をする。

 

陽の沈みかけた薄暗い空の下、囲われる壁もすべて取っ払った露天風呂で丸裸!!最高!!

この壮大な山の中、丸裸!!!最高!!!

 

丸裸!!!!!!最高!!!!!!!

 

お風呂でじゅうぶんに体を温めたあと、火を起こしてバーベキューの支度をする。

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飯盒で炊く米がうまい。

炭火で焼く食材は、なぜこんなにも美味しいのか。IHなんて糞食らえだ。

 

ビールを飲むことなんて忘れてしまうくらいに、ご飯が美味しかった。

 

なんだか健康的になりそうだ。

視力とかも回復しそう。

心が浄化されすぎて、いい人になってしまいそうだ。

 

生きるってこういうことだ!!!