みかんがみっかんない

無力なアタシの、不甲斐ない毎日。

【映画】百円の恋

 

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百円の恋という映画を観た。 

 

ざっとあらすじを説明させて頂くと、

職歴なし・処女・引きこもりの30代の女性が家族と喧嘩をして家を飛び出し、人生で初めてのひとり暮らしを始める。

ある日たまたま通りかかったボクシングジムで選手と出会い、恋に落ちる。幸せな同棲生活も束の間、突然彼が出て行き失恋。

寂しさや悔しさをバネに彼の通っていたボクシングジムでボクシングを始める。

100円コンビニでの深夜アルバイトとボクシングに明け暮れる日々から、生きがいや人生の彩りを見つけていく。

 

…という感じ。

 

とにかくタイトルに「恋」とか「君」とか「好き」とか「嘘」とかつく映画はいかにも甘ったるそうで大嫌いなんだけど、そんなやつじゃない。ロマンチックに対して捻じ曲がった印象を抱いてる人には、ぜひオススメ。

 

くすぶっているニートということで、開始2秒で私は完全に感情移入。

昼夜逆転の生活で心身ともにどろどろと気怠い感じとか、予定もないくせに歯医者がやたら面倒に感じるとことか、自分で勝手に無職なのに無職である自分を蔑んでいるとことかがリアル。

 

でも何もかも諦めてしまって怠くっても、人間やっぱり心の隅っこで「輝きたい」というか「太陽の光を浴びたい」という感情はきっと本能的にあって、本能といえば甘酸っぱくて幸せな恋愛だって望んでいるのだ。

 

主人公が恋に落ちた男性も男性で、熱いことが嫌いで生半可な情熱でボクシングをやっているしていうか無職だし、乱暴だし口悪いし最悪な奴。

だけどなんか小顔でスラッとしてて尖っている感じは、控えめにいって タ イ プ で し た っ!!!!!!!!!!!!

 

今日は私が晩ごはん作るよ、という主人公に対して「は?てめぇ嫁とでも思ってるのかよ」とか言っちゃったり、

どこ行くの?置いていかないで!と甘える主人公に対して「なにぶりっ子してんだよ!殴るぞ!!!」とか言っちゃうしなにそれ私も言われたいんだけどぉぉぉぉおおおお萌えるだろぉぉぉおおおおお

そのくせ主人公が他の男と一緒にいたら妬いてキレるとこが最高すぎ。

 

最近は、何代目か知らんけどゴリゴリブラザーズのが◯ちゃんとかが甘々なセリフを言ってくれる映画が流行ってるらしいけど、個人的にはひねくれた恋愛が好み。

 

そのうち若くて可愛いギャルに心移りして出ていっちゃうんだけど、その寂しさを振り切ってボクシングに打ち込む主人公の立直りが、なんか私は羨ましかった。

体力もセンスもないのに、来る日も来る日もボクシングに明け暮れる。

人は歳をとると、なにかに対して熱くなれることが減って行く。おそらくそれは、悔しいとか悲しいとかに疲れて、物事に対して傷つかなくて済む距離を保てるようになるからなんだろうな。

あとは、仕事とか人付き合いとか趣味とか、日常でこなしていくものが増えて、それぞれに情熱を分配するようになるから。

 

だからこそ、何かに夢中になれるってクサイしダサいし、最高にカッコいい。

 

そして何より驚いたのは、開始時はお腹も出てだらいしない体型だった主人公が、ラストでは腹筋の割れた引締めボディに変身していたこと。

どういう時系列で撮影したのかはわからないけれど、女優さんってすごいな。20kgくらい体重に増減があったのでは?

 

また、ふと観たくなるような映画でした。