みかんがみっかんない

無力なアタシの、不甲斐ない毎日。

ニート、バイトを始める。

 

 

お金欲しさに、派遣でアルバイトを始めた。

派遣事務所に登録し、紹介してもらった就業先へと出向く。

 

あまり詳しくは書けないけど、まあ広告でよく目にする「簡単♩軽作業!お友達と一緒に!」「大好きなアーティストのイベントスタッフ★」的なやつ。

 

この日限り・その場限りなので人間関係もとくに気にしなくていいし、初めましてでもすぐにできる程度の仕事。

 

時間は有り余るので1日頑張って働いて、週末遊ぶ分くらいの金稼げりゃいっか〜くらいの軽いノリで行くと死ぬ。

 

まず、簡単♩軽作業!系の仕事は、たしかにめちゃくちゃ簡単。

Aと書かれた商品は1番の箱、Bと書かれた商品は2番の箱にひたすら入れていく、というような猿でもできそうな仕事。

だ が し か し、1人で担う範囲が広すぎて、商品が流れてくるスピードが速すぎてめちゃ走り回る。

 

右!左!左!右とみせかけて左!左!右!超不規則な反復横跳び。小学校の体力テスト以来にやる。

めちゃ走る。頭は使わないけどめちゃ体使う。

お茶とか飲む暇ない。ひたすら走る。

「ここで働くと痩せるわよ〜」と、小太りの主婦が笑顔で話しかけてくれる。

 

 

あとは、ひたすらお菓子を箱詰めするとか。

 

大きい機械から、お菓子が産まれる。それを拾い、箱に詰める。誰も話さない。お菓子が流れてくる。拾う。詰める。

ガッション ガッション ガッション ガッション

機械の音が規則正しく響く。その音につられ、規則正しくお菓子を詰める。誰も話さない。お菓子が流れてくる。拾う。詰める。

 

ガッション ガッション ガッション ガッション

機械の音が規則正しく響く。その音につられ、規則正しく時計を見る。

ぁぁぁあああまだ5分しか経ってねぇじゃんかよぉぉぉおおおおおお!!!!!

 

時間が経つのを待っても気が狂うだけなので、「2番目に好きな人と結婚して、1番目に好きな人と不倫するのが幸せか」ということや「もし私がバリバリのキャリアウーマンだったとして、お気に入りの年下の男の子にお小遣いをあげるなら値段はいくらが適切か」ということを自問自答する。

 

 

あとは、コンサートの入場口でのビラ配りとか。

今日は機嫌がいいので、気さくな姉ちゃんキャラで愛想よく行く。

 

…行くのに、もうなんかたぶん悪口言われてる。

誰かが隣の子にコソッと耳打ちする。耳打ちされた子が、チラッと私を見る。ふたりで笑う。

 

大人しくビラ配っててもアタシは集団にこうも馴染めないんだわ。自分がニートだということに引け目を感じているから、「そうか私が悪いんだ」と素直に悲しくなる。

そして無我夢中でビラを配り終え、帰り道、公園のベンチでひとり缶ビールをひっかける。「寂しくなんかねぇよ…」

 

 

正社員で、安定的に毎月給料貰ってた頃が懐かしいよ。

やりがいのある仕事がしたかったよ。でも、やりがいなんて自分で見つけるものだろう?

たいした学歴のない20代のアタシが与えられる仕事なんて、どこの会社に行ってもだいたい同じものなんだよ。

そこで、やりがいや居場所を見出すか出さないかは、アタシ次第だろう…?

 

働くって、生きるって、なんだよ…

ねえ、田吾作…

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/ 降ろせよ \